2015年11月28日土曜日

20151127

バスの中でふと、いつか願っていたことが叶ったときっていうのはたいてい、小さいことでも大きなことでも、それを願っていたこと自体すっかり忘れてしまっているもんだなぁ、と思った。

そんなことを考えられたのは、私の小さな願いがまたひとつ叶っていた何よりの証だったから、それに気づけた今日はいい日だな、と思った。


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渋谷から表参道に向かう道すがら知り合いにバッタリ会った。

いつもは時間ならどうにでもなるのに今日に限って分刻みに急いでいて、相手もたぶんびっくりしているうちに20秒くらいで立ち去らなくちゃいけなかった。 

電車に乗った後で、そういえばあの人に会うのはたぶん数年ぶりになるんなんだろうな、とか、元気かどうかくらい訊けばよかったな、とか、鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔より笑った顔が見たかったけどそういう自分は笑ってたかな、とか、びっくりした、よりも、嬉しい、ってとっさに言えたらよかったな、なんてことや、今朝起きてからのお互いの行動がどこかで5秒ずれていたら会えなかったくらいの確率の奇跡についてあれこれ考えて、たとえ一瞬でも、そのあとあれこれ考えたくなるような人と再会できた今日は、いい日だな、と思った。


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それから母と合流して出かけた浅草で、とてもささやかな、でも遠いいつかにふと思い出せたらきっとコロコロとしあわせの粒が零れ落ちてくるような時間を過ごした。 

大切な記憶の話をたくさんしながら毎年恒例のお礼参りをしたあと見上げた空は青くて、雲がぽっかり、強い風が吹いている今日は、ずいぶんいい日だな、と思った。 


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人生は初めから終わりまでジェットコースターみたいで、その高低差はどういうわけか、年を重ねるごとにどんどん大きくなる。 

ときどき、こんなに暗く深く沈んでしまったらもうここから上がることなんて二度とできないんじゃないかって思ったりもするけど、どんな暗闇も時が経てばいずれ明けるように、振り返らずにその先を見上げていればきっといつか、いつのまにか空に昇っていたことに気づく日が来るんだろう。 



シャスタの旅を終えてからは毎日ずっといい日だけれど、なかなか出てこなくなった言葉が出てきた今日は、とってもとってもいい日だった。












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