2014年10月23日木曜日

20141023

今回の直島での過ごし方は、これから先のどこかで、ひょっとするとこんな感じで暮らすのもいいのかもね、と思う暮らし方の練習をしているようなところがある。


ほんの少し前に、私には新しい夢ができた。

シャスタにあるThe Crystal roomみたいに、エネルギーが高くてキラキラしている石たちや美しいジュエリーやヒーリングアートや音楽が売っているお店を作ること。

できれば同じ建物の中に、おいしいお茶を飲めるスペースや、作業のできるアトリエや、旅人が泊まれるお部屋があれば、なおいい。

そんな夢を思い描いた瞬間に、霧が晴れたみたいに気持ちも未来も明るくなった。
だから今はその夢に向かって、少しずつできることをやろうとしているところ。


直島でいつも私が暮らしているくらやさんは、ギャラリーとカフェとB&Bを併設している。

スペース的な問題とB&Bが忙しくなりすぎて、カフェやギャラリーは最近お休みにしていることが多く、私がアーティストインレジデンスでお留守番に行く時は滞在制作メインだから、宿泊のお客さんを入れることもないけれど、今回はあえてギャラリーで展示をしながら不在のオーナーさんの代わりに宿泊のお客さんのケアも仕事として引き受けることにした。

10月は空いているはずが、今年はどういうわけか海外からやってくる人が島中たくさんいて、英語OKを掲げているこのお宿にも毎日お客さんがやってくる。

フルで予約を入れてしまうと回らなくなりそうだったから、最大3組8人までにしてもらっていたのだけれど、それでもこの9日間はお休みもなくずっとてんてこまいの日々。

毎朝6時すぎに起きて、8時までにお客さんたち用の朝ごはんとネコ6匹の朝ごはんの支度。
みんながご飯を食べている間に身支度を整え、食べ終わったらささっと自分の朝ごはんを済ませて、チェックアウトや外出で空いた部屋から順にお布団をたたんで掃除をし、ティーセットやアメニティやタオルなんかをセットする。

ギャラリーは11時にオープンだから、それまでに買い出しと客室の支度を済ませておいて、ギャラリーを開けてから、時間内にできなかった洗い物や2つあるネコのお部屋の掃除をする。

ランドリーサービスを頼んでいないから、枕やシーツやタオルもみんな洗濯。
ひとつひとつはたいしたことのない作業でも、量が多いとやっぱり時間はかかる。

ここまでぜんぶ終わったら、ギャラリーの脇の小さな椅子に座って、ようやくひといき。
展示の時間がいちばんのんびりしているっていうのも妙だけれど、時々やってくる人々と軽くお話をする以外は、ネコと遊んだり空を見たりしながら、チェックインのお客さんを待って夕方まで過ごす。


どんなことでも実際にやってみないと見えてこないことがたくさんある。

夏にも少しだけ同じような生活をしてみて、その時は慣れないことだらけでてんてこまいだったけど、今回はやるべきことの内容がわかっている分、何が必要で何が必要じゃないか、とか、自分だったらどんな空間でどういうペースでやるか、どこまでの範囲を自分でやって、どこからを外に頼むか、とか、そういう細かいことに考えをめぐらせることができている。


始めたはいいけれど、続けられないんじゃ意味がないから、こういうふうに今から練習しておけばきっと、いつか実際に夢が現実になった時にきっと役立つ。


すべてのお客さんのチェックインが終わって、ネコたちの夜ご飯が終われば、あとの時間は比較的自由に使えるから、お散歩をしたり、こちらの友人たちとご飯を食べたり、自分の作業をしたりもできる。

もっとヒマな時間があるかと思っていたけど、なんだかんだと約束が入ったり、東京から友達が遊びに来てくれたりで、わりと忙しい日々。


未来のことを考えるときふと、私はこれからもずっと、たくさんの友達に助けてもらいながらもひとり身で夢を実現していくのかなぁ、と淋しくなることがある。

実際、ひとりでやる方が楽なことはたくさんあるけど、誰かと寄り添って一緒に楽しんでいけたらもっといいし、そういうふうに生きていきたいけど、心のどこかで、この世界にはもはや私とつがいで生きてくれる人なんていないのかもしれないな、と少し諦めていたりもする。

まぁそればかりは嘆いても考えてもどうにもならないし、今はできることを丁寧にやりながら、毎日ちゃんと実感を持って過ごしていきたい。




0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。